香河の大猪 (かごのおおいのしし)*
香河に山崎源助という弓の名人が住んでいた。
源助は飛んでいる二羽の鷹を一矢で仕留めるほどの腕利きだった。
ある時、源助が一之坂神社に参詣すると、大きな猪に似た化物が現れた。
源助は弓矢で大猪の左目を射ると、続けざまに右目にも矢を射ち込んだ。
この時、大猪は「山崎家には末代まで片端を絶やさんぞ」と叫んだという。
その後、何代にも渡り、山崎家には障害のある子供が生まれ続けたという。
『加悦町誌』「弓の名人」より
伝承地:与謝野町香河・一之坂神社
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