化粧がなる (けしょうがなる)


ある日、天座村の男が山へ行くと、化粧を施した美しい女性がいて声をかけてきた。
恐ろしくなった男は村へ逃げ帰り、皆にその話をした。
すると、別の男が「山に行って正体を見てきてやる」と言って、一人で山へ向かった。
男が山に入ると、また化粧をした美女が現れた。
何をされたのかはわからないが、結局男はこの女に騙され、丸裸にされて逃げ帰って来たという。

この妖怪は、化粧をした美女だったことから“化粧がなる”と呼ばれた。
正体は狐であるとも、本物の人間の女性であるとも言われている。

『史園』1号「京都府福知山市天座の口頭伝承」より


山の中でガッツリメイクの女に出会うとか怖すぎる。