導き狸 (みちびきだぬき)


夜に坂井宮ノ下にある熊野神社の近くを通ると、何者かに灯りを消され、代わりに向かいの山に灯りが点くという。
その灯りはまるで人を山に導いているようで、恐れた村人たちは夜に外へ出なくなった。
これは熊野神社の森に棲むという古狸の仕業だと伝えられている。

『丹波の伝承』「梅田村の古狸」より