丹波亀山城の白鯰 (たんばかめやまじょうのしろなまず)
戦国時代、明智光秀が丹波亀山城を造らせた。
だが、原因はわからないが、この城は何度造り替えても少し西へ傾いてしまうという。
ある時、城が傾いていることに怒り狂った大工の棟梁が、ノミを咥えて天守閣から内堀に身を投げ自殺した。
そして棟梁は白鯰に転生し、掘の主となった。
その後、月夜の晩になると、白鯰が水面から頭を出して城を見つめるようになったという。
『口丹波口碑集』「白鯰の話」
『丹波の伝承』「亀山城の白鯰」より
白鯰転生。
『口丹波口碑集』では棟梁は城が上手く完成しないことにブチ切れて入水、『丹波の伝承』では責任を感じて入水……という風に、死に至る経緯が微妙に違っています。
伝承地:亀岡市荒塚町・丹波亀山城(城址)