見越入道 (みこしにゅうどう)
ある老婆が熊野郡に行くため、明け方に家を出た。
木津の浜詰橋まで行くと、海岸の方から十二梯子のような見越入道が、ザルのようなものを持って上がって来た。
怖くなった老婆は竿秤を振り回したが、その内に見越入道は西の台地の方へ消えて行ったという。
見越入道は背中に負われ、頭の上から顔を覗き込んでくる妖怪である。
『丹後の民話 第四集 ふるさとのむかしばなし』「見越入道と狐の仇討」より
「十二梯子のような」とは、「十二(尺?)梯子のように長い(大きい)」という意味でしょうか。