千秋潭の怪 (せんしゅうたんのかい)*
昔、西本梅村大河内は「怖い所だ」と噂されていた。
だが噂を信じない三人の木樵が大河内を訪れ「何が怖いのか」と嘲った。
そして彼らが瑠璃渓の千秋潭の畔に辿り着いた時、川上から片方だけの下駄、次いで笏が流れて来た。
三人が動じないでいると、今度は蛇の首が流れて来た。
それを見た一人はその場で即死し、残りの二人は家まで逃げ帰ったが、間もなく死んでしまったという。
『丹波の伝承』「瑠璃渓の千秋潭」より
『園部町の口碑、伝承 おじいさんたちの話』にも同じ話が掲載されていますが、こちらは二番目に流れてきた物は「笏」(貴族が正装時に持つ細長い板)ではなく「惚」(木の葉のくず?)と書かれています。誤記?
伝承地:南丹市園部町大河内・瑠璃渓谷
