タニシの恩返し (たにしのおんがえし)*
昔、鍛冶屋村に大きなたんこぶのある男がいた。
ある時、男は田圃でタニシを見つけ、上段の田圃へ放り投げた。
それは水に流されて家族と離れ離れになったタニシで、男は田圃へ行く度、上段の田圃へ上げてやっていた。
するとある晩、男の夢にタニシが現れ「やっと家族一緒になれました。お礼に願い事を聞いてあげましょう」と言った。
そこで男は「たんこぶを取って下さい」と願うと、翌朝、たんこぶは取れていたという。
『由良川子ども風土記』「たにしのはなし」より
伝承地:綾部市鍛冶屋町

