ぐずばの孫太郎 (ぐずばのまごたろう)
昔、城東村から栗田村へ抜ける道には「椎の木原」という椎の林があった。
椎の木原の奥に一抱え以上もある大きな松が生えていて、その根元に一匹の雄狐が棲んでいた。
この狐は“ぐずばの孫太郎”と呼ばれ、天橋立に棲む“橋立小女郎”という雌狐と恋仲であったとされる。
小女郎は孫太郎に逢うため、綺麗な娘に化けて船頭を騙し、舟で海を渡って来たという。
だが棲み家の松の木は大正時代に伐られてしまったため、ぐずはの孫太郎がどうなったのかは伝えられていない。
『宮津の民話 -ふるさとのむかしばなし- 第一集』「ぐずばの孫太郎と橋立小女郎」より
橋立小女郎の彼氏といわれる狐ですが、それ以外の伝承は(今の所)ありません。
伝承地:宮津市獅子崎