ガイナゼ
美山地方では、節分の夜に“ガイナゼ”が来ると言われている。
この日の晩にトイレで用を足していると、ガイナゼがどこからともなくソッと近づいて来て「ガーイッ」と尻を撫でるという。
子供たちはガイナゼを恐れ、節分の日は暗くなる前に用を足した。
また、裸になれば尻を撫でられるからと、風呂に入らない家もあったという。
平屋地区では「鬼が尻を撫でる」とも言われていた。
『山村の十二ヶ月』「二月 節分のころ」
『近畿民俗』通巻136,137号「丹波美山の言葉と民俗」
『旅と伝説』9巻3号「北桑の俗信」より
『総合日本民俗語彙』によると、京都府下では“カイナデ(掻い撫で)”と呼ばれ、これを避けるには「赤い紙やろうか、白い紙やろうか」と言えば良いとされています。
美山ではこの「カイナデ」が訛って「ガイナゼ」になったのでしょうか?
もしくは「ガーイッ」と「撫ぜる(撫でる)」からガイナゼ? 勢いは凄そう。
もしくは「ガーイッ」と「撫ぜる(撫でる)」からガイナゼ? 勢いは凄そう。
→カイナデ/尻撫ぜ(亀岡市)
伝承地:南丹市美山町豊郷、平屋など
伝承地:南丹市美山町豊郷、平屋など