火を吐く鳥 (ひをはくとり)
保津川下浜の高橋(保津小橋)付近に“火を吐く鳥”が飛ぶという。
五月頃に最も多く、蛍狩りや魚採りに夢中になっていると、鳥のようなものが急に耳を掠めて鋭く一声鳴く。
するとその瞬間、顔から顎にかけて熱湯を振りかけられたような感じに打たれ、目は眩んで何も見えなくなり、しばらくの間意識を失ってしまうという。
『丹波の伝承』「火を吐く鳥」より

保津川(大堰川)と保津小橋の遠景。
保津小橋から見た保津川。
ちょうど保津川下りの舟が下っていくところでした。
ちょうど保津川下りの舟が下っていくところでした。
昔は密漁者が多かったらしく、『保津百景道しるべ』では「火を吐く鳥は保津川での密漁行為を戒めるために生み出された妖怪ではないか」と考察しています。
伝承地:亀岡市保津町葛原・保津小橋付近
(2025/11/9 現地写真追加)
