雄島の天狗 (おしまのてんぐ)


舞鶴の北、若狭湾内に浮かぶ冠島は別名「雄島」と呼ばれている。
この雄島の北西に「つくしがうろ(筑紫ヶ浦)」という所がある。
ある夜、「つくしがうろ」へ漁に出ると、山の上から大小様々な石が落ちてきた。
海に落ちるものや船に当たるものもあって非常に危なく。漁師たちは急いで沖へ逃げ出した。
だが、夜が明けて再び雄島に向かうと、石の落ちた痕跡が見当たらない。船を丁寧に調べてもかすった跡すらない。
これは雄島に棲む天狗の仕業だという。
また、天狗は野原の「ひんでのいそ」と呼ばれる所にも棲んでいるという。

『わが郷土 丸山小学校創立百周年記念誌』「雄嶋のてんぐ -小橋-」より


その他、雄島には恥ずかしがり屋の女神や人を弄ぶ縞蛇の伝承があります。
雄島の女神
雄島の縞蛇


伝承地:舞鶴市野原・冠島(雄島)