じい岩とばあ岩 (じいいわとばあいわ)


広河原能見町には「じい岩」「ばあ岩」と呼ばれる夫婦岩があり、村へ悪い病が入らないように魔除けとして祀られていた。
かつて疫病が流行った時も能見谷には広がらず、また狼もこの岩には近づかなかったという。
だがある時、山国村の村人が「じい岩」だけを持ち帰り、川下に向けて置いておいた。
すると、いつの間にか「ばあ岩」のある川上の方へ向きを変えていた。
その後、何度戻しても「じい岩」は川上の方に向き直ったという。
今は「ばあ岩」だけが残り、その地は「バイワ」と呼ばれている。

『京都廣河原民俗誌』「ばあ(婆)岩(能見口)」より


夫婦岩があった場所は不明。おそらく「ばあ岩」も現存してないと思います。