歌唄い狸 (うたうたいだぬき)*
昔、網野の塩江には化け上手の狸が棲んでいた。
この狸は夜になると綺麗な娘に化け、歌を唄いながら現れては村の若者を騙していた。
困った村人たちは相談の末、狸を封じ込めるために石地蔵を建立した。
すると、それ以来狸が現れることはなくなったという。
この地蔵は「歌うたい地蔵」と呼ばれ、周囲の木を伐れば足腰が立たなくなると伝えられている。
『ふるさとのむかしむかし』「歌うたい地蔵さん」より
塩江には人を騙す狸“引原ごんすけ”がいたようですが、こちらも石地蔵を建てられたことで住処を追われてしまいます。
石地蔵つよい。