摩氣さんの天狗杉 (まけさんのてんぐすぎ)


摩氣神社の奥の宮山に、樹齢何百年という杉の大木が谷の口と山の奥に一本ずつ生えている。
これらの杉には天狗が棲んでいると言われ、それぞれ「口の天狗杉」、「奥の天狗杉」と呼ばれている。
昔、数人の村人が夕方に天狗杉の近くを通った時、木の上からコロコロ、ドンドンと太鼓を叩くような、物を転がすような音が聞こえてきた。
その音を聞いた村人たちは「天狗が出た」と、急いで逃げ帰ったという。
それ以来、村人たちは遅い時間に一人でこの山へ行くことを恐れるようになった。

『園部町の口碑、伝承 おじいさんたちの話』「摩気さんの天狗杉」より


伝承地:南丹市園部町竹井・摩氣神社。まき神社ではなくまけ神社です。


*2022/5/18 一部修正