長池の大鯰 / 大蛇 (ながいけのおおなまず / だいじゃ)
昔、志高の長池には大鯰が棲んでおり、これを見た人は全員原因不明の病気になったという。
その後、岩倉神社建立の際、社殿を長池の正面にして祀ったため、大鯰による災難は解消された。
また、長池には大蛇が棲んでおり、時々美女に化けることがあった。
村人がこの美女を見つめている内に、何故か長池の方へ行きたくなった。
だが岩倉神社の方を振り返ると、池に近づきたいという気持ちはなくなった。
再び長池の方を見ると、大蛇が大口を開け、長い舌を出していたという。
「志高長池にや 蛇がおるじゃげな こわい蛇じゃげな ウソじゃげな」
という俗謡が伝わっている。
『郷土誌 岡田下』「第十二章 遺跡・伝説・碑・言い伝え」
『舞鶴の民話 第二集』「長池の大ナマズ(志高)」より
「大蛇が美女に化ける」というエピソードは『郷土誌 岡田下』にはなく、『舞鶴の民話 第二集』に載せられていたものです。
この他、桑飼下には「上池」「下池」という池があり、これらは長池と繫がっているという伝承があります。
昔、上池or下池で子供が行方不明になり、その時腰に着けていた瓢箪が長池に浮いていた、ということから、池同士が繋がっていると考えられたようです。
伝承地:舞鶴市志高