光る古株 (ひかるふるかぶ)


昔、周枳のある屋敷の道を拡げることになり、大きな桑の古株を取り除いた。
するとその夜、桑の古株が光り出した。
株全体が青白く光り、そばへ行けば新聞の文字が読める程の明るさだった。
持ち帰って土間の隅の暗がりに置いておいたところ、二十日程経ってもまだ光り続けていた。
だが少しずつ光は弱まっていき、やがて光らなくなったという。

『おおみやの民話』「桑の古株が光った」より


伝承地:京丹後市大宮町周枳