ガタロ / 河太郎 (- / かわたろう)
亀岡では、八月十六日は河童のガタロ(または河太郎)が足を取ったり尻を抜いたりするので川に入らないという。
ガタロは大人の男には絶対に悪戯をしないが、女子供と見れば水中に引き込んで尻を抜く。
引き込まれた者は水中でニコニコと笑っているが、これはガタロに尻を抜かれたからだという。
そのため、お辞儀をしてやればガタロは困るという。
大井村では、子守の女二人がガタロに川に引き込まれたところを助けられたという話もある。
ガタロの頭には水を湛えた皿が載っていて、これのおかげで力を出すことが出来る。そのため、お辞儀をしてやればガタロは困るという。
『口丹波口碑集』「河童の話」より
「お辞儀されたからこっちも返さないと……でも頭を傾けたら皿の水がこぼれちゃう!」と逡巡してるガタロを想像すると面白いですね。律儀か。
伝承地:亀岡市大井町並河