みなづき様 (みなづきさま)


八木町観音寺の興禅寺には“みなづき様”と呼ばれる木の株が祀られている。
それは帽子を被った人の形をした五尺(約1.5m)程の自然木で、元は観音寺集落の隣の屋賀集落に祀られていたという。
昔、両集落の間を流れる國分川が洪水になった時、屋賀集落の人々はみなづき様を川に投げ捨てた。
みなづき様は流れに逆らって観音寺集落まで上り、橋の下で「キーキー」と鳴き声を立てていたので、村人たちが拾い上げて祀り始めたのだという。

『口丹波口碑集』「みなづき様」より


*2022/6/2 追記
『八木町寺院誌』では「みなづき様」は「水無月様」と漢字表記されていました。



伝承地:南丹市八木町観音寺・興禅寺