石棺の武将 (せきかんのぶしょう)


昔、獅子崎で畑を作るために山の溜め池から水を流したところ、そこから大きな石棺が出てきた。
棺の中には鏡と銀の鎖鎌、そして鎧を着て刀を持った武将が寝ていた。
だが武将は外の空気に触れた途端に腐ってしまい、骨だけになってしまった。
数日後、棺を開けた村人がひどい腹痛に襲われて死んだ。
村人たちは祟りだと恐れ、山に神社を建てて祀ったという。
神社には棺にあった鏡と銀の鎖鎌が納められていたが、神主に盗まれてしまったため、今は骨と鏡だけしか残っていないという。

『与佐の昔話』「お宮さんの話」より


神主……。


伝承地:宮津市獅子崎