浜に打ち上げられた獣 (はまにうちあげられたけもの)


宝暦元年(1751)四月十日、掛津の浜に獣が打ち上げられた。
岩で胸を打ち瀕死になっていたところを村人が捕まえ、八人がかりで村まで運んだ。
獣の背には鼠色の毛が生え、腹は黒く牛の毛に似て、羽のようなヒレには爪があった。
体長は九尺(約2.7m)、胴回りは七尺(約2.1m)、下部にもヒレが五枚ずつあった。
この獣の名を知る者はおらず、その後峰山町で見せ物にされたという。

『拾椎雑話』「巻二十四 鳥獣」より


特徴から考えるに絶滅したニホンアシカっぽい……?


伝承地:京丹後市網野町掛津