元伊勢の松 (もといせのまつ)*
ある時、元伊勢の神社の大きな松を伐ることになった。
通常、神社の木を伐る時は、神主が神に伺いを立ててから伐倒するものだが、それを行わずに伐り始めた。
ところが木樵が斧を入れても、翌日になると伐った部分の木くずが集まって元の状態に戻っていた。
そんなことが何日も続くので、結局その松を伐り倒すことは出来なかった。
これは元伊勢の神が松を惜しがり、伐らせないようにしていたのだという。
『みやづの昔話 -北部編-』「大木の秘密」より
福知山市大江町の元伊勢には内宮(皇大神社)と外宮(豊受大神社)がありますが、この話の松がどちらのものなのかは言及されていません。
また元伊勢神社内宮には、節分の夜に「龍灯」が灯る不思議な杉の話があります。
→龍灯の杉
伝承地:福知山市大江町内宮or外宮