から瀧の燈明杉 (からたきのとうみょうすぎ)
光砥谷の奥のから瀧に「燈明杉」と呼ばれる杉の大木があり、夜になると灯りを点けると言われていた。
この燈明の光が杓子屋町の川向かいにある大杉に映り、またその灯が「杜若の池」の水面に映ることで、杜若の花が咲くという。
だがある時、山国村の材木師がから瀧付近の木を買い取り、燈明杉もろとも伐り倒してしまった。
そして伐った木をまとめて積み上げたところ、一夜にして全て燃えてしまったという。
『京都廣河原民俗誌』「から瀧の燈明杉(能見町光低谷)」より
杉に灯る燈明の光が巡り巡って最終的に池の水に映ることで杜若が咲く……なんだかロマンチックですね。
伐り倒されちゃいましたけど。
ちなみに、杓子屋町には「杜若」という名字の家があり、その家の庭には惟喬親王が植えたとされる杜若が群生しているそうです。
ちなみに、杓子屋町には「杜若」という名字の家があり、その家の庭には惟喬親王が植えたとされる杜若が群生しているそうです。
伝承地:京都市左京区広河原下之町