六部塚 (ろくぶづか)
文化年間(1804~1818)、ある六部が塔集落の三宅谷に住み着いた。
六部は自分で掘った洞窟に籠もり、鐘を鳴らし経を唱えて過ごしていたが、やがて死亡し、それと共に鐘の音は途絶えた。
それから百年後のある日、再び鐘の音が聞こえてきた。
そこで村人たちは三宅谷に石塚を建立し、六部の霊を祀った。
以来、塔集落では毎年八月二十三日に、石塚の前で御詠歌をあげるようになったという。
『京北町誌』「六部塚」より
*六部=巡礼僧のこと。
伝承地:京都市右京区京北塔町
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