火尻岩 (ひじりいわ)


三俣には突き出た巨岩が重なり合う「火尻岩」という所があった。
岩の下には二畳程の洞窟があり、この穴の中で一夜を過ごす旅人も多かったという。
ある時、旅人がこの洞窟に泊まり、翌朝岩の上で尻をむき出しにして用便をしていた。
するとどこからともなく矢が飛んできて旅人の尻に命中し、流れ出た血が岩を真っ赤に染めた。
それ以来、この地は「火尻岩」と呼ばれるようになった。

『語りつぐ 福知山老人の知恵』「三俣の地名に因んだ伝説」より


伝承地:福知山市三俣