ひだる神 (ひだるがみ)
上佐々木村(福知山市)と高橋村(兵庫県豊岡市)の間の登尾峠を小野原の方へ下った所に、“ひだる神”が憑く場所がある。
昔、ある商人がそこを通った時、食事をしたばかりにも関わらず、突然空腹を感じて歩けなくなった。
商人はやむを得ず荷物をその場に置き、フラフラになりながら麓まで行ったという。
また薬王寺(兵庫県豊岡市)の人も、その場所でひだる神に取り憑かれて動けなくなり、迎えに来てもらったことがあったという。
『民俗学』2巻3号「但馬高橋村採訪録(一)」より
“ひだる神”は山道などを歩く人に憑き、空腹感や疲労感を覚えさせて動けなくするもので、これに憑かれた時は何か食べ物を食べれば回復すると言われています。
現在はトンネルが出来たため閉鎖されています。
ちなみに左に見切れている道路がトンネルへ続く新道です。
伝承地:福知山市上佐々木-兵庫県豊岡市但東町大河内・登尾峠
