鳴岩 (なるいわ)
額田集落の外れ、国道9号線沿いの山手に、壁のよう大岩がそびえている。
現在は半分以上が地中に埋まっているが、かつては高さ10m以上の大岩が、国道に覆い被さるようにしてせり出していたという。
雨の夜にこの道を通ると、岩が「ゴーッ」と音を立てるため、村人から恐れられていた。
村人はいつしかこの岩を“鳴岩”と呼ぶようになり、難除けに地蔵や五輪塔を建てて祀るようになったという。
『上夜久野村史』「鳴岩」
『夜久野町史 第一巻(自然科学・民俗編)』「鳴岩(額田旦)」より
『上夜久野村史』では、岩の音は「雨の夜は近くを流れる川(牧川)の水量が増すため、普段よりも大きくなった水音が岩に反響して、あたかも岩が鳴っているように聞こえるのではないか」という考察がされています。
上部が草木に覆われているのでわかりにくいですが、かなり大きい岩のようです。
足元には沢山の地蔵と題目塔が祀られていました。
鳴岩は額田集落の外れにあるので、塞の神的な役割を担っていたのかもしれませんね。
伝承地:福知山市夜久野町額田
