二人の六兵衛 (ふたりのろくべえ)


昔、仏主のある家の嫁と姑が、夜に提灯を下げて米搗き場へ行った。
ところが雨も降っていないのに、川の淵から大水が出た。
すると夜だというのに運搬用のイカダが流れてきて、そこに親戚の六兵衛という男が乗っていた。
二人は大水で米搗き場まで行けず、仕方なく家に帰ると、先程会ったばかりの六兵衛が来ていた。
話を聞いた六兵衛は川を見に行ったが、大水など出ていなかった。
二人は狐に化かされたのだという。

『丹波物語』「タヌキとキツネに化かされた話」より


伝承地:京丹波町仏主