カイナデ / 尻撫ぜ ( - / しりなぜ)


亀岡では、節分の夜に便所へ行くと“カイナデ”が来て尻を撫でるので、日中に用便を済ましておき、夜は便所に行かない。
やむを得ず便所に行く場合は「赤い紙やろか、白い紙やろか」と言って入れば良いという。
そして節分の夜は西方から三匹の馬が飛んで来るので、その中の一番元気な馬の鼻先を殴れば長者になれるという。
また、大晦日の夜に便所へ行くと“尻撫ぜ”が来るとも言われている。

『口丹波口碑集』「農事に関する風習」より


『総合日本民俗語彙』にも「京都府下でいう便所の怪」としてカイナデが紹介されています(内容は『口丹波口碑集』とほぼ同じ)。
ちなみに南丹市にもカイナデのような尻撫で妖怪が出ると言われています。


伝承地:亀岡市