おようの子守唄 (おようのこもりうた)
昔、大野の小野橋の下流に「守淵」という深い淵があった。
ある日、この淵の近くで、おようという娘が義弟の小太郎の子守をしていた。
だがその日は風が強く、小太郎にかけていた布が舞い上がった。
おようは布を拾おうとしたが、足を滑らせ、幼い小太郎もろとも川に落ちてしまった。
数日後、二人の遺体は下流の淵で発見されたという。
数日後、二人の遺体は下流の淵で発見されたという。
その以来、風の強い日には、淵の辺りから「ねんねしなされ、今日は二十五日、明日はこの子の誕生日、ヨホホ…」と、いつもおようが唄っていた子守唄が聞こえると噂されるようになった。
そしていつしか、おようと小太郎が沈んだ淵を「守淵」と呼ぶようになったという。
『美山伝承の旅』「おようの子守唄」より
この「守淵」は大野ダム完成と共に水の底に沈んでしまったそうです。
ちなみに大野の西隣の三埜(岩江戸地区)にもこれとよく似た話があります。
「子守が淵に落ちて死んだ」「雨の日に子守唄が聞こえる」などの共通点が見られるので、両話はルーツを同じくする伝承なのかもしれません。
ちなみに大野の西隣の三埜(岩江戸地区)にもこれとよく似た話があります。
「子守が淵に落ちて死んだ」「雨の日に子守唄が聞こえる」などの共通点が見られるので、両話はルーツを同じくする伝承なのかもしれません。
伝承地:南丹市美山町大野(守淵の場所は不明)