明智光秀の怪夢 (あけちみつひでのかいむ)


天正七年(1579)、明智光秀は黒井城攻略のため、柏原の入船山(八幡山)に陣を敷いていた。
だが入船山に入ってからというもの、光秀は白い大蛇に首を巻き絞められる悪夢に悩まされていた。
また睡眠中に高い所から何か重い物が落ちるような音がして、眠りを妨げられることもあった。
光秀は何日も悪夢に苛まれ、遂に入船山から逃げるように陣を引き上げた。
だがこの引き上げの情報を掴んだ丹波勢に追撃され、光秀軍は敗走し、黒井城攻略は失敗した。
その後、豊臣秀吉は光秀の怪夢の話を伝え聞き、天正十三年(1585)、入船山の柏原八幡宮の社殿を再建したという。

『由緒を尋ねて』「柏原八幡神社」より


柏原八幡宮本殿
柏原八幡宮本殿。
祭神は誉田別命(応神天皇)、息長帯比売命(神功皇后)他。
社殿は豊臣秀吉が再建するまでに二回焼失しています。


明智光秀を怨んで死後幽霊になった女の話はこちら。


伝承地:丹波市柏原町柏原・柏原八幡宮