薬師堂の小判 (やくしどうのこばん)


昔、道芝に薬師堂があった。
この薬師堂には「長繩三把 繩三把 朝日輝く夕日は照らす 三葉空木の下にある」という歌があり、小判が埋められていると言われていた。
だが小判を掘り当てた人はおらず、こっそり掘った人もすぐに腰痛になって寝込んだり、腕が膨れて痛くなったという。
また夕方になると、薬師堂から微かに鐘の音が聞こえてくることがあり、多くの人がその音を聞いたという。

『舞鶴の民話 第二集』「薬師堂(道芝)」より


伝承地:舞鶴市余部上(薬師堂は現存していない?)