ぼた餅狐 (ぼたもちぎつね)


ある老人が久次で法事を済ませ、日が暮れるまでに急いで峰山まで戻ってきた。
すると突然辺りが真っ暗になり、行き先がわからなくなった。
老人はご馳走の入った重箱を腰にくくりつけ、近くの家までノタノタと這って進み、提灯を借りて家へ戻った。
だが狐に食べられたらしく、重箱の中は空になっていたという。

『丹後の民話 第四集 ふるさとのむかしばなし』「ぼたもちぎつね」より


この話、本文にはぼた餅が出て来ない(重箱の中身は「ご馳走」としか書かれていない)のに、タイトルは「ぼた餅狐」なんですよね。
省略されただけでぼた餅も重箱の中に入っていたんでしょうか。または「ご馳走」=「ぼた餅」だった?


伝承地:京丹後市峰山町丹波