法貴坂 (ほうきざか)


曽我部と西別院の間の法貴坂(法貴峠)には、役行者を祀る行者堂がある。
昔、法貴村の村人が、体の九割が白い毛の狐を捕殺した。
だがこの狐は行者堂の主だったので、村人はまもなく首を吊って死んだという。
また、行者堂の上に地蔵堂がある。
ある人がこのお堂の地蔵(鬼子母神像とも)に腰かけたところ、尻に貼りついて離れなくなったという。
また、坂道と谷川を隔てた所に弁財天の祠がある。
かつてこの谷川の岸に桜の大木が生えていたが、倒れてしまった。
そこで村人がその木を貰ったが、体が震えて伐ることが出来なかったという。


『口丹波口碑集』「法貴坂」より


その他、法貴坂の入口にある「ハチヨ様」と呼ばれる祠の石鳥居に石を投げ、それが鳥居の上に乗れば願いが叶う、という話もあります。


伝承地:亀岡市曽我部町法貴・法貴峠