二人連れの美人 (ふたりづれのびじん)
ある夜、大井村の村人が亀岡町まで買い物に出て、前川堤のそばの道を歩いて帰っていた。
村人が堤の中程にある一本松まで来た時、二人連れの美人に「夜道なので一緒に歩いて下さい」と声をかけられた。
三人は連れ立って歩いていたが、一本松の先にある石地堂まで来ると、彼女たちはずんずん稲田の中へ入って行った。
後に村人は「あれは狐に違いない。もしうっかり稲の中に入ろうものなら、いい物語りにされるところだった」と語ったという。
『口丹波口碑集』「狐の話」より
伝承地:亀岡市大井町並河