狸の知恵 (たぬきのちえ)
ある秋のお日待ち(前夜から身を清め、寝ずに日の出を待つ行事)の日、暇を持て余した村人たちが狸狩りを始めた。
だが狸の巣穴を掘っているところへ「文七爺が死んだぞ、早く戻ってこい」と言って迎えが来た。
村人たちは伐った木を巣穴に詰め、出口を塞いでから村へ戻ったが、件の文七爺は死んでいなかった。
肩透かしを食らい、巣穴まで戻ってくると、狸は横に穴を掘って逃げ果せていたという。
『丹後の民話(1) 狐狸ものがたり』「狸の知恵」より
京丹後市にも似た話が伝わっています。
伝承地:伊根町のどこか