藤にされた長物 (ふじにされたながもの)


新井の新井崎神社は徐福を祀っているが、それ以前の氏神は荒神だった。
この荒神は水の神で、新井の北の「アゲ」という高所に祀られていた。
荒神の御神体は長物(蛇)で、杉の大木に絡まっているところを新井崎の神に見つかり、見にくい(醜い?)からと、杉に絡まる藤の木に変えられてしまったという。
この木は伐り倒され、今は残っていない。

『西郊民俗』101号「産神としての火の神(下)」より


徐福(じょふく)…秦の始皇帝から「不老不死の仙薬を探してこい」という命を受けて日本に来た人物で、各地に渡来伝説が残されています。
伊根町にも徐福伝説があり、徐福は新井の「ハコ岩」から上陸した後、同地に定住したとされています。


伝承地:伊根町新井