出雲石 (いずもいし)
下常のヲテ山の谷に6m程の巨岩がある。
昔、大江山の鬼が磯砂山(*)をまたいで越そうとした時、草鞋の間に挟まっていた砂粒が落ちた。それがこの岩だという。
また、下常の氏神が旧暦十月二十八日に出雲(島根県)から戻る時、草履についた砂粒がヲテ山に落ちた。
それは出雲の砂粒だったので“出雲石”と呼ばれるようになったという。
『岩屋あれこれ』「出雲石」より
(*)京丹後市峰山町にある標高約660mの山。天女が舞い降りた伝説がある。
伝承地:与謝野町岩屋
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