薬師如来の雨 (やくしにょらいのあめ)


ある年、西階村は空梅雨に悩まされ、村人たちは薬師堂で太鼓を鳴らしながら「雨、たんもれ(降れ)、たんもれ」と拝んだ。
すると青空がにわかに曇って大雨が降り出し、その瞬間、薬師如来像が煌々と輝いた。
村人たちは雨でずぶ濡れになったが、誰一人風邪をひかなかったという。
それどころか、ずぶ濡れになった村の娘はその日から一段と美人になったという。

『丹波町誌』「薬師堂の民話」より


伝承地:京丹波町高岡