死者の鼻血 (ししゃのはなぢ)


ある時、間人(京丹後市)の人が海で死に、その死体は仮埋葬された。
身元確認のために身内の人が来て掘り返すと、死後一週間以上経っているのに、死体の鼻から綺麗な鼻血が出たという。
また峠(伊根町)の松本氏の孫が京都の病院で死亡し、その死体は家に運ばれた。
松本氏が「〇〇(孫の名)戻ってきたか」と言うと、孫の鼻から綺麗な鼻血が出たという。
身内の人が会いに行くと、死者がだらっと鼻血を出すのだという。

『京都府伊根町の民話 -泉とく子・藤原国蔵の語り-』「死者の鼻血」より


伝承地:京丹後市丹後町間人、伊根町峠