福岩 (ふくいわ)
余部上の榎川の上流に“福岩”という上部が平らになった大岩がある。
元旦に羽織袴の礼装でこの岩に座り、真下から鶏の鳴き声が聞こえれば家内安全、幸運が舞い込んでくると言い伝えられている。
どれだけ座り続けても鳴き声が聞こえなければ駄目で、親を大切にし、全ての人に愛を施す人には聞こえるという。
そして福岩の陰には夫婦の鶏が棲んでいたという。
田畑へ出かける農家の人が福岩を通り過ぎる時、岩に棲む鶏の鳴き声を聞くと豊作になり、幸運が舞い込むとも言われている。
『舞鶴の民話 第二集』「福岩(中舞鶴)」
『郷土研究』7巻2号「丹後舞鶴できいた昔話」より
伝承地:舞鶴市余部上(福岩の位置は不明)