よこづち / てんころづち


夜久野町畑の柿本集落の二ノ谷(菅生谷の枝谷)には「槌の子」が棲んでいるという。
その姿が藁打ちに使う横槌に似ていることから“よこづち”または“てんころづち(手ンころ槌)”と呼ばれていた。
目撃者によると、胴は五升樽程の太さで頭と尾は短く、まさに横槌そっくりの姿だったという。
明治・大正の頃は、夏から秋口になるとよこづちが山の斜面から転がり落ちて来るため、村人は恐ろしい思いをしたという。

『夜久野町史 第一巻(自然科学・民俗編)』「てんころづち」
『丹波夜久野の話』「柿本・二ノ谷の『てんころづち』」より


「ツチノコ」は体が短く胴が太短い蛇のような姿の未確認動物で、全国各地に目撃報告があります。
ちなみに丹波・丹後地域では、今のところ亀岡市と与謝野町以外の全域にツチノコ(あるいはツチノコのような怪物)の話が伝わっています。

伝承地:福知山市夜久野町畑