姫の祟り (ひめのたたり)


昔、木津の今井集落の裏山に城(熊谷砦)があった。
ある夜、有田集落の百姓は城山の麓の池に人影を見つけ、「こんな夜更けに人が出回るはずはない。敵の回し者か」と思い矢を射かけた。
だが近づいて確認すると、矢を受けて倒れていたのは城の姫だった。
その後、百姓の家に不幸が続いたので、その罪を恐れ、屋敷の中に祠を建てて姫の霊を祀った。
やがて肋骨の痛みを治してくれる神として信仰されるようになり、祠には全快した人の手作りの小弓が沢山奉納されたという。

『ふるさとのむかしむかし』「若宮の荒神さん由来」より


姫様は夜の池で何をしてたんでしょうね。


伝承地:京丹後市網野町木津