郡分の水 (こおりわけのみず)


水戸谷峠の頂上付近を「郡分」といい、ここは与謝郡(与謝野町)の三重郷が中郡(京丹後市)に編入された境界である。
郡分にある稲田は「れん破町」と呼ばれ、この田の水は離別のまじないに用いられている。
離婚や不縁を求める者がこの水を汲んで持ち帰り、密かに双方に飲ませると、すぐに効果があるという。

『三重郷土志』「郡分」より


れん破町の養水は東西二つの谷を経て野田川、竹野川へそれぞれ分かれて流れ込むことから、離別の話が生まれたそうです。
また『大宮町誌 本文編』にも離別の水の話が掲載されていますが、稲田の場所は「れん破町」ではなく「恋破(こいわけ)町」となっています。


伝承地:京丹後市大宮町三重・水戸谷峠