慶徳院の六地蔵 (けいとくいんのろくじぞう)*
昔、京都の天龍寺で火事が起こった時、本堂の屋根の上から水をかけて消火する六人の坊主が目撃された。
その坊主たちは「慶徳院」という文字の入った提灯を下げていた。
後日、天龍寺の使者が慶徳院を訪れ、消火の礼を述べた。
だが慶徳院に坊主は六人もおらず、一同は不審に思いながら外へ出ると、六地蔵の前にボロボロの提灯が転がっていた。
見ると六体の地蔵は皆灰に塗れ、周囲は水に濡れていたという。
『丹後の伝説 ふるさとのはなし』「慶徳院地藏尊」より
伝承地:京丹後市峰山町五箇・慶徳院