タタリ薬師 (たたりやくし)
八戸地集落の奥に薬師如来像を祀るお堂がある。
昔、この薬師像は由良川を一望出来る八田の山腹に祀られていた。
だが由良川を行き交う舟の故障や遭難者が相次ぎ、人々は薬師像が川を見下ろしているためだと考え、“タタリ薬師”と呼んで恐れるようになった。
その後、八戸地の人々が薬師像を貰い受け、集落内に祠を建てて丁重に祀ったという。
『八雲のれきし』「八戸地薬師」より
昔は耳の病を治してもらうため、薬師像に穴の開いた石を供えたり、真綿で作った乳首形を供えて母乳がよく出るように願かけをする風習があったそうです。
伝承地:舞鶴市八戸地(八田)