麻呂子親王の鎧 (まろこしんのうのよろい)
用明天皇の時代、麻呂子親王は丹後の孤島に棲む鬼の討伐を命じられた。
丹後へ向かう道中、親王は野花の森家に立ち寄り、肌着を置いて出立した。
丹後へ向かう道中、親王は野花の森家に立ち寄り、肌着を置いて出立した。
それ以来、森家はその肌着を“麻呂子親王の鎧”と言って家宝にしたという。
森家では代替わりする度にこの鎧を出して祀る習慣があったが、その時は身を清め、不潔な者は近寄らせなかった。
不潔な者が無理に近づくと、動けなくなってしまうからだという。
またこの鎧があるため、森家には雷が落ちたことがないという。
『天田郡志資料 上巻』「麻呂子親王の鎧」より
森家は「野花の森さん」と呼ばれ、付近一帯に名を轟かす旧家でしたが、時代と共に廃れてしまい、今は家すら残っていないそうです。
麻呂子親王の鎧はどこへ……。
麻呂子親王の鎧はどこへ……。
伝承地:福知山市野花