すきのとこ
昔、西階村の子供が岩の町にある稲荷神社近くの川へ釣りに行った。
すると“すきのとこ”という短い蛇が現れ、それを見た子供は気絶し二日後に死亡した。
それ以来、村の子供たちは神社の近くで釣りをしなくなったという。
老人たちは「神社近くの川へ行ったらすきのとこが出るぞ」と言い、今もその辺りでは誰も釣りをしない。
『丹波町誌』「お稲荷さんの「すきのとこ」」より
この蛇はいわゆる「ツチノコ」の類ではないかと思います。
ちなみに梅田村のじゃが谷という所にも一尺(約30cm)余りの“すきのとこ”が出たと言い伝えられています。(『ふるさと梅田』)
また『あしなか』94号には“鋤の床”と呼ばれる蛇の話が載っています。
「京丹波町須知には鋤の床という太短い怪蛇がいて、斜面を転がって人畜を襲う。これに当てられて死んだ人もいた」とあり、筆者は鋤の床の棲息地とされる琴滝へ捜索に出向きましたが、結局見つけられなかったそうです。
現地の人も鋤の床を見たことがなく、また当てられて人が死んだというのも噂話程度のもので、いまいち信憑性に欠ける情報だったようです。
その他のツチノコ
→ヨコズチ(南丹市)
→ヨコヅチ(綾部市)
→よこづち/てんころづち(福知山市)
→ヨコズチ(南丹市)
→ヨコヅチ(綾部市)
→よこづち/てんころづち(福知山市)
伝承地:京丹波町水戸・稲荷神社付近