いわさきの狐 (いわさきのきつね)*
昔、埴生の出雲神社の下を流れる川沿いに道があった。
その道に「いわさき」という切り通しがあり、そこに狐が棲みついていた。
ある日、この狐は人間に化け、行商中の魚屋から魚を買った。
それから狐は別人に姿を変えて何度も買い物を繰り返し、魚を全て買い占めた。
その後、魚屋が売り上げを勘定すると、受け取った金は木の葉に変わっていたという。
『忘れかけたふるさとのお話』「キツネが魚屋をばかす話」より
伝承地:南丹市園部町埴生
京都府北部(丹波・丹後地域)の怪異妖怪伝承を紹介するブログです。