狐の仕返し (きつねのしかえし)


昔、三坂の油売りの男が猫山の辺りを通ると、大きな松の上に四、五匹の狐がいた。
狐たちは松の葉を使い、綺麗な男女に化けて遊んでいた。
油売りは悪戯心を起こし、大きな声で脅かすと、狐たちは驚いて木から落ちた。
数日後、また同じ所に狐がいたので近づいてみると、急に辺りが真っ暗になって何も見えなくなった。
油売りは道がわからなくなり、油壺を乗せた荷車ごと川に落ち、頭から油を被ってしまったという。

『おおみやの民話』「油屋と狐」より


これは油売りが悪い。


伝承地:京丹後市大宮町三坂