金刀比羅神社の稲荷
(ことひらじんじゃのいなり)


琴平新地が出来る以前、尾和屋の山は池で入水自殺があったり、狐が火を灯したりするような寂しい所だった。
ある日、泰作という猟師がこの山で尾が少し白い狐を見つけた。
泰作は銃を構えて引金を引いたが、「ぷっ」という音がするだけで弾は出なかった。
狐は金刀比羅神社の稲荷だと思い、泰作は猟を止めたという。

『丹後の伝説 ふるさとのはなし』「稲荷さんはうてなかった」より


伝承地:京丹後市峰山町杉谷